きっかけ
営業データが散在しやすい環境では、顧客情報の一元管理が課題になる。複数のツールに情報が分散すると、顧客の状態や対応履歴を確認する際に手間がかかる。こうした課題を解決するため、オープンソースのCRMプラットフォームであるBottleCRMが注目されている。
使ってみた
GitHubからクローンして、ドキュメント通りに環境構築できる。pip install -r requirements.txt と python manage.py migrate でデータベースが自動で構成される。初期ユーザーを作成してログインすれば、営業管理画面がすぐに利用可能な状態になる。Djangoベースであるため、カスタマイズも容易。会社固有の項目を追加したい場合は、モデルにフィールドを追加するだけで対応できる。
ここが良い
顧客・案件・担当者の関係を直感的に管理できる点が強み。顧客レコードを開けば、その顧客に関連する全ての案件と対応履歴が一覧表示される。Leads、Accounts、Contacts、Opportunities、Cases、Tasks、Invoicesといったコアモジュールにより、営業データの一元化が実現する。複数の営業を統括する際の情報集約作業を削減でき、業務効率化に貢献する。
気になった点
UIは古めだが、ビジネス用途では機能的に問題ない。初期状態でカスタマイズが必要なパターンが複数存在するため、業務フローに合わせた調整には多少の手間がかかる。ドキュメントでは基本的な使い方は記載されているものの、詳細なカスタマイズ方法については自分で試行錯誤することになる場合がある。
まとめ
営業データが散在していて、情報の一元化に困っている組織にとって、検討する価値がある。特に中小企業で「外部SaaS型のCRMは高い」と感じている場合、オープンソースの自由度は利点になる。Djangoを扱えるエンジニアがいれば、カスタマイズも容易であり、長期的な運用も可能。Django REST FrameworkとSvelteKitを組み合わせた最新の技術スタックにより、スケーラビリティも備えている。