きっかけ
企業がスケールするにつれ、セキュリティ対応の複雑化が課題となる。ISO 27001認証の取得やコンプライアンス要件への対応が必要になると、従来のExcelベースでのリスク管理では対応しきれなくなる。複数のセキュリティフレームワークに対応する統一プラットフォームの必要性が生じる。
使ってみた
GitHubからクローンして、Dockerで起動するだけで動く。docker-compose up したら、ローカルホストで管理画面が立ち上がる。セットアップは素直で簡潔。フレームワーク選択画面でISO 27001やNIST Cybersecurity Frameworkを選ぶと、デフォルトで対応するコントロール項目が自動で入ってくる。
ここが良い
リスク評価から対応状況まで一貫して管理できるプラットフォーム。従来は複数の書類を確認する必要があったが、ダッシュボード一枚で全体を把握できる。リスクレジスターとしても機能し、コンプライアンス監査の資料作成に活用できる。複数のフレームワークに対応しているため、異なるセキュリティ基準を求める顧客への対応統一性が向上する。
気になった点
ドキュメントがまだ充実していない部分がある。日本語資料はほぼないため、英語のドキュメントを参照する必要がある。カスタマイズの幅についても、ニーズによってはさらなる拡張性が望まれる。ただしコミュニティが活発で、GitHub上でのやり取りが活発な点は評価できる。
まとめ
スタートアップからミッドサイズの企業でセキュリティ体制を整備する際に有用なツール。セキュリティ担当者やコンプライアンス対応を効率化したい組織にとって、Excelベースのリスク管理からの移行を検討する価値がある。