概要
koharuはRustで実装されたオープンソースのML搭載漫画翻訳ツール。物体検出、OCR、インペイント、LLMの能力を組み合わせ、漫画翻訳の自動化を実現する。ローカル実行を標準とし、ユーザーデータを収集しないプライバシー設計を採用している。
主な機能
- 自動音声吹き出し検出とセグメンテーション
- 漫画テキスト認識用OCR
- 元の画像からのテキスト削除インペイント機能
- LLMを活用した翻訳処理
- CJK言語向け縦書きレイアウト対応
- 編集可能なテキスト層を保持したPSD形式でのエクスポート
- ローカルHTTP APIおよびMCPサーバーによる自動化対応
技術スタック
- Rust(全コンポーネント)
- Candle(高性能推論)
- llama.cpp(ローカルLLM実行)
- Tauri(GUI)
- プライベート設計で安全性と速度を実現
導入方法
ローカルで実行する場合、ビジョンモデルとローカルLLMはマシン上で動作。リモートLLMプロバイダを選択した場合でも、翻訳テキストのみを指定したプロバイダに送信され、Koharu自体がユーザーデータを収集することはない。
インストールと初期設定は公式ドキュメントを参照。最初のページ翻訳はチュートリアルで確認できる。
使用方法
ホットキー
- Ctrl + マウスホイール:ズームイン/アウト
- Ctrl + ドラッグ:キャンバスのパン移動
- Del:選択テキストブロックの削除
エクスポート
現在のページをレンダリング画像として出力、またはレイヤー付きPhotoshop PSD形式で出力可能。PSD出力時はヘルパーレイヤーを保持し、翻訳テキストを編集可能なテキストレイヤーとして記録。自動処理後の手動調整が必要な場合、編集作業を効率化できる設計となっている。
こんな人におすすめ
- 漫画翻訳作業の自動化を検討している翻訳者・パブリッシャー
- Rustベースのツール構築にこだわるエンジニア
- ローカル実行でプライバシーを重視したい利用者
- OCRおよびLLM翻訳による自動化ワークフロー導入を検討している制作チーム