AnthropicのエンジニアがロンドンでClaude Codeの全新機能を一挙に公開した。2026年春に開催された Code with Claude London 2026 で行われた「What’s new in Claude Code」セッション——約32分間のデモに、Routines・Scheduled Tasks・Agent View・Remote Controlという4大機能が詰め込まれていた。字幕なしの英語プレゼンで日本語圏にはほぼ届いていない内容を、全フレーム分析から再構成する。
Claude Code全体の使い方は Claude Code完全ガイド2026:インストールから本番運用まで をご覧ください。
Ralph Ramos(Anthropic MTS)が語るClaude Codeの現在地
登壇したのは Ralph Ramos、AnthropicのMember of Technical Staff(技術スタッフメンバー)だ。Code with Claude London 2026の「What’s new in Claude Code」セッションで、彼はこの1年間の進化を凝縮して見せた。
発表のトーンは一貫していた。Claude Codeはコマンドラインツールとしての「補助的なAI」から脱却し、開発者チームの一員として常駐する「エージェントインフラストラクチャ」へと進化している、というメッセージだ。
この進化を象徴するのが、今回発表された4つの主要機能だ。
- Agent View — 複数の並列エージェントを視覚的に管理
- Remote Control(/remote) — 外部端末からClaude Codeを操作
- Routines — 繰り返しタスクのテンプレート自動化
- Scheduled Tasks — バックグラウンドで動作する定期実行エージェント
そしてこれらを支えるChangelog——18個の機能追加がスライド1枚に収まっていた。それぞれを順に見ていこう。
- Claude Code v0.2.1でfileioサンドボックス・ツールオートコンプリート・インタラクティブ結果UIが追加
- Routines + Scheduled Tasksにより「毎朝PRをレビューするAI常駐員」を設定できる
- Agent View + Remote Controlで複数エージェントをスマートフォンから管理する新しい開発体験
Agent View:10個のエージェントを一画面で指揮する
Agent Viewは、Claude Codeデスクトップアプリに追加されたエージェント管理ダッシュボードだ。これまでは複数のエージェントを並列で走らせようとすると、ターミナルウィンドウを複数開き、それぞれの出力を手動で確認する必要があった。
Agent Viewはそれを解決する。画面には実行中・待機中・完了済みのエージェントが一覧表示され、どのエージェントが何をしているかが一目でわかる。
デモで示されたユースケースは「複数のコードリポジトリに対して同時にリファクタリングを走らせる」という場面だった。従来の手順と比べると、開発者が行う操作量が劇的に減っている。
Agent Viewの真の価値は「並列化の認知負荷ゼロ化」にある。
エンジニアは「エージェントAのターミナルに切り替えて確認→エージェントBに戻って→エージェントCを確認」という行き来から解放され、一つの画面で全体を俯瞰しながら必要な介入だけを行えるようになった。
Agent Viewで管理できる情報
Agent Viewでは各エージェントについて以下の情報を確認できる。
- ステータス : 実行中 / 待機中(ユーザー入力を待っている)/ 完了 / エラー
- タスク概要 : エージェントに与えたプロンプトの要約
- 経過時間 : 実行開始からの時間
- 直近のアクション : 最後に実行したツール呼び出しや出力
- コスト : 消費したトークン数とAPI費用の概算
特に重要なのは「待機中」ステータスだ。エージェントが途中で人間の判断を求めて止まっている場合、Agent Viewでそれを即座に発見し、指示を与えて再開させることができる。
Remote Control:スマートフォンからClaude Codeに指示を送る
Remote Controlは、ネットワーク経由で外部からClaude Codeを操作する機能だ。ターミナルで/remoteと入力すると、サブコマンド群が展開される。
# Claude Code Remote Controlの基本コマンド
/remote # リモートセッション一覧を表示
/remote-env # リモート環境を設定(接続先・認証情報)
/remote-control # アクティブなセッションにコマンドを送信
この機能が解決する典型的なシナリオは「長時間実行中のエージェントへのモバイルからの介入」だ。
たとえば、大規模なコードリファクタリングをデスクトップで開始してオフィスを出た場合を考える。電車の中でスマートフォンからAgent ViewやRemote Controlにアクセスすれば、エージェントが途中で止まっていないか確認できる。止まっていた場合は、スマートフォンから「その方向で続けてください」と指示を送ることができる。
Ralph Ramosはデモで、Claude Codeを「常駐エンジニア」と表現した。デスクトップの前にいなくても、エージェントが作業を続けており、必要な時だけ人間が介入する——このモデルが可能になるのがRemote Controlだ。
/remoteの設定方法
# リモートセッションを有効化する手順
claude /remote-env
# 設定値の例
CLAUDE_REMOTE_PORT=8080 # リモートアクセスに使うポート
CLAUDE_REMOTE_AUTH=token # 認証トークン
CLAUDE_REMOTE_HOST=0.0.0.0 # 外部アクセスを許可する場合
# セッション起動後、別端末から接続
claude /remote-control --session-id abc123 "現在の進捗を教えてください"
Routines:繰り返し作業を一度設定して永続化する
Routinesは、Claude Codeの中で最もインパクトの大きい機能かもしれない。「繰り返し実行するタスクをテンプレートとして保存し、自動で実行する」機能だ。
デモ画面では「High MP Review」「Excalibrate upstream digest(毎週月火水木)」という名前のルーティンが確認できた。これらはそれぞれ、特定の条件やスケジュールで自動起動するエージェントタスクだ。
新しいRoutineの作成は直感的なフォームで行える。主な設定項目は以下の通りだ。
- Name(名前) : ルーティンを識別する名称(例:「Issue Triage 9」)
- Instructions(プロンプト) : Claudeに渡すタスクの指示文
- Schedule(スケジュール) : 実行タイミング(特定時刻・曜日・カスタム)
デモで示されたRoutineのプロンプトは「Assess the issue and give me your review: all 62」のような内容だった——「全62個のIssueを評価してレビューを提供してください」という定期自動レビュー設定だ。
従来:毎朝ターミナルを開いて「最新のPRを確認して」とプロンプトを打ち込む
Routines使用後:一度「毎朝8時にPRを確認してSlackに要約を送る」ルーティンを設定すると、以降は自動で実行される。人間がすることは通知を受け取り、必要な判断だけを下すことに変わる
Routinesの重要な注意点として、実行のたびにcredits(API費用)が消費されることがデモ画面に明示されていた。無制限の自動実行は費用が積み上がる可能性があるため、スケジュールと頻度の設計が重要になる。
テンプレート設定"] -->|スケジュール到達| B["Scheduled Task
バックグラウンド起動"] B -->|エージェント実行| C["Agent View
進捗を可視化"] C -->|Human in the Loop| D{"介入が必要?"} D -->|Yes: 判断が必要| E["Remote Control
スマートフォンから指示"] D -->|No: 自動完了| F["通知
結果をレポート"] E -->|指示送信| B F -->|次の実行へ| A style A fill:#f97316,color:#fff style B fill:#3b82f6,color:#fff style C fill:#8b5cf6,color:#fff style E fill:#10b981,color:#fff style F fill:#6b7280,color:#fff
上の図は4機能の連携関係を示している。Routinesでテンプレートを作り、Scheduled Tasksでバックグラウンド実行し、Agent Viewで監視し、Remote Controlで必要時だけ介入する——このサイクルが「常駐AIエンジニア」の動作モデルだ。
Scheduled Tasks:スリープ中もClaudeが仕事をする
Scheduled Tasksは、Routinesと組み合わせて使うバックグラウンド実行エンジンだ。RoutinesがWhat(何をするか)を定義するなら、Scheduled TasksはWhen(いつ実行するか)とHow(どう実行するか)を管理する。
デモで最も印象的だったのが「Excalibrate upstream digest(毎週月火水木、朝8時)」というルーティンだ。このタスクは週4日の朝、Claude Codeが自動的に起動してアップストリーム(依存ライブラリや関連プロジェクト)の変更を調査し、開発チームへの要約レポートを生成する。
PR自動レビューのデモ
Ralph Ramosは「PR Review」を使ったデモも見せた。設定内容は:
- タスク名 : Review Issue 9
- プロンプト : 「Review this PR and write a summary of your findings; share if any visual bugs, look into screenshots & Anthropic」
- トリガー : PRがopenされたとき または 手動トリガー
実行すると、Claude Codeがバックグラウンドで動作し、PRの差分を確認して詳細なレビューレポートを生成する。レポートが完成すると通知が届く。
デモでは、Claudeのレビューがユニークな形式で出力された——「A Knight’s Assessment of Issue 9(Issue 9の騎士的査定)」というタイトルで、中世騎士が報告書を読み上げるような文体でレビューが書かれていた。プロンプトに遊び心を加えると、Claudeはそれに応えるエンターテイメントも提供してくれる。
このレビュー機能の実用的な価値は、「深夜にマージされたPRも翌朝には既にClaudeレビュー済み」という状態を作れることにある。人間のレビュアーが朝オフィスに来た時点でClaude Codeのコメントが既に付いており、問題点の概要をつかんでから人間レビューに入れる。
ターミナル・CLI強化:v0.2.1の新機能群
v0.2.1では、ターミナルUXの改善が複数入った。デモ画面から確認できる主な変更点を整理する。
fileio サンドボックス(デフォルト有効化)
using fileio.free sandbox: go back with /no_default という表示がv0.2.1のターミナルに追加された。fileioサンドボックスとは、ファイル操作をサンドボックス環境内で行い、誤った削除や上書きを防止する機能だ。
以前はオプトインだったが、v0.2.1からデフォルト有効になった。無効化したい場合は/no_defaultコマンドを実行する。
ツール結果のインタラクティブUI
Click to expand /interactive tool results
Click to suppress automatic tool results
By default, tool autocomplete when you select it
ターミナル内で、Claudeが呼び出したツール(ファイル読み込み・コマンド実行・Web検索など)の結果を展開・折りたたみできるようになった。長大なツール出力がターミナルを埋め尽くす問題が解消され、必要な部分だけを展開して確認できる。
–dangerously-skip-permissions
CI/CD環境での無人実行を想定した新フラグが追加された。
# CI環境でパーミッション確認ダイアログをスキップして実行
claude --dangerously-skip-permissions "run tests and fix any failures"
# 複数のpexライブラリをまとめてビルド
claude --dangerously-skip-permissions \
--output-format json \
"build all pex-libs from flair and create release artifacts"
名前に「dangerously」が入っているのは意図的だ。この設定でClaude Codeを実行すると、通常なら確認ダイアログが出るような操作(大量のファイル削除、シェルコマンド実行など)も確認なしで進む。CI/CDパイプラインの中で使うことを想定しており、インタラクティブな開発中には使用しないのが前提だ。
デモではビルド処理完了後にClaude Codeが自動的にクリーンな状態に戻ることも示された。CI実行後に次のジョブに影響しないよう、適切なクリーンアップが行われる。
ファイルブラウザと CLAUDE.md 統合
Claude Codeデスクトップアプリのファイルブラウザは、プロジェクト構造の可視化を大幅に強化した。左サイドバーにディレクトリツリーが表示され、CLAUDE.md・docker・frontend・CONTRIBUTING.mdなどのキーファイルに即アクセスできる。
これは単なるUIの改善ではなく、CLAUDE.mdをプロジェクト設定の中心に置くというAnthropicの設計思想を体現している。Claude Codeはファイルブラウザを開く際、まずCLAUDE.mdを探し、プロジェクトのコンテキスト(言語・フレームワーク・命名規則・禁止事項)を読み込んだうえで作業を開始する。
CLAUDE.mdの書き方については Claude Code「CLAUDE.mdファイル」完全解説2026 で詳しく解説している。
Recent Changelog Items:18項目を一挙解説
発表の終盤でRalph Ramosが「最近のchangelog」として一枚のスライドに18項目を表示した。色分けされたバッジが印象的なこのスライドを全解説する。
Changelog一覧(橙色バッジ = 重要度高)
| 機能 | 概要 | 備考 |
|---|---|---|
| LP Context | Long Prompt Contextの管理改善 | 大規模コードベース解析が安定化 |
| Stdio mode | 標準入出力モードの追加 | パイプライン統合がシンプルに |
| /release と –name | リリース管理コマンド追加 | バージョンタグと命名を統合 |
| Brief mode (/brief) | 応答の要点圧縮モード | トークン節約・高速イテレーション向け |
| Computer use (CLI/Desktop) | CLIとデスクトップでのコンピュータ使用 | 画面操作をエージェントから制御 |
| Native installation | OS別ネイティブインストーラー | brew・winget対応でセットアップが容易に |
| Monitor tool | 実行プロセス監視ツール | 長時間タスクのリアルタイム追跡 |
| Channels | エージェント通信チャンネル | 複数エージェント間のメッセージパッシング |
| Bedrock / Vertex setup wizard | AWS・GCPセットアップウィザード | EnterpriseクラウドでのClaude Code導入が容易に |
| Powershell tool | Windows向けPowerShell統合 | Windows環境でのネイティブシェル実行 |
| Plugin dependencies | プラグイン依存管理 | Skills/Pluginのバージョン管理 |
| /auth/fix-jp | 認証修正コマンド | 日本語環境(jp)向け認証問題の修正 |
| Fast mode (/fast) | 高速推論モード | Opus 4.6で応答速度を優先 |
| Server-managed settings | サーバー側での設定管理 | チームでの設定共有・中央管理 |
| Binaries in GitHub releases | GitHubリリースにバイナリ配布 | 公式リポジトリから直接インストール可能 |
| Session recaps (/recap) | セッション要約コマンド | /compactより人間向けの会話サマリー |
| HTTP and MCP hooks | HTTPエンドポイント・MCPフック | 外部サービスとのWebhook連携 |
| Claude push notifications | Claudeからのプッシュ通知 | 長時間タスク完了時にデスクトップ通知 |
1. /auth/fix-jp:日本語環境向けの認証修正コマンドが正式追加された。日本のProxy環境や認証サーバーで発生していた問題への対応が公式サポートになったことを意味する
2. Server-managed settings:チームでのClaude Code導入において、設定を中央管理できるようになった。全メンバーが同じ権限・ツール設定で動作し、管理者が一括でポリシーを更新できる
3. HTTP and MCP hooks:Claude CodeがWebhookを送信できるようになり、Slackへの通知・GitHub Actionsのトリガー・カスタムダッシュボードへのレポートなど、外部サービスとの連携が大幅に広がった
/brief と /recap の使い分け
特に多くの開発者に影響するコマンドが/briefと/recapだ。
# Brief mode:応答を要点のみに圧縮
claude /brief
# → 以降のClaude応答がコード・結論のみになる
# → 詳細な説明・コメント・謝辞などをスキップ
# Session recap:会話の要約を生成
claude /recap
# → 現在のセッションで何をしたかの人間向けサマリー
# → /compactがモデル向け圧縮なのに対し、/recapは人間が読む用
/briefは長い作業セッションで「次のタスクに移りたいが毎回詳細な説明は不要」という場面で力を発揮する。/recapは作業終了時に「今日何をしたか」を記録・共有するのに使える。
新旧ワークフロー比較:Claude Code進化の前後
以下の比較表で、Claude Codeの進化がどのように日常の開発フローを変えるかを整理する。
| シナリオ | 従来のワークフロー | Claude Code新機能活用後 |
|---|---|---|
| 毎朝のPR確認 | ターミナルを開いてgh pr list→Claudeにプロンプト入力 |
Routinesで「毎朝8時にPRを確認して要約」を設定→通知を受け取るだけ |
| 長時間タスクの監視 | ターミナルを開きっぱなし→別作業中は状況不明 | Agent Viewでステータス確認→Remote Controlで必要時に介入 |
| 外出先での確認 | ノートPCを開くか諦めるか | スマートフォンからRemote Controlで接続→指示を送信 |
| 複数リポジトリ同時作業 | ターミナルを複数開いて手動切り替え | Agent Viewで並列エージェントを一覧管理 |
| CI/CDでのClaude Code実行 | インタラクティブモードのみで自動化困難 | –dangerously-skip-permissionsでCI統合 |
| チームへのClaude設定共有 | 各自がsettings.jsonを手動設定 | Server-managed settingsで一元管理・配布 |
| Slackへの自動通知 | カスタムスクリプトを書く必要があった | HTTP hooksで直接Webhook送信 |
| 作業の振り返り | 手動でコミット履歴・プロンプト履歴を確認 | /recapで会話サマリーを即時生成 |
実装で気をつけるべき点
Routinesのコスト管理
Routinesは便利だが、設定を増やすほどAPI費用が増加する。公式UIに「Routine runs will usage credits」という警告が表示されており、実行1回あたりの費用を事前に見積もった上で頻度を設定することが推奨される。
目安として、「PRを確認して要約を生成する」程度のタスクなら1回あたり数千〜数万トークン。Opus 4.7を使うと1回の実行が数十〜百円規模になることもあるため、高頻度設定は注意が必要だ。
Agent Viewとネットワーク帯域
複数エージェントをAgent View経由で監視すると、WebSocketまたはHTTPポーリングでリアルタイムな状態同期が発生する。ローカル環境では問題ないが、Remote Control経由でモバイルから監視する場合は通信量に注意する。
–dangerously-skip-permissionsの範囲
このフラグはCIパイプラインでの使用を想定している。開発者のローカル環境でこのフラグを常用すると、Claudeが確認なしにファイルを削除・上書きする可能性がある。--dangerously-skip-permissionsはCI環境・自動化スクリプト専用として扱うのが安全だ。
# NG: 開発中に使うと危険
claude --dangerously-skip-permissions "delete unused files"
# OK: CI/CDパイプライン内で明確なスコープ指定と共に使用
claude --dangerously-skip-permissions \
--working-dir /tmp/build \
"build the project and run tests"
フォローアップ:今後の情報をキャッチアップする
Ralph Ramosが発表の最後に案内した情報収集チャンネルが3つある。
- X(Twitter): @ClaudeDevs — 新機能リリース・デモ動画の速報
- 公式ドキュメント「What’s new」セクション — Changelog全文の確認
- 開発者ニュースレター — 月次の技術詳細レポート
Claude Code関連の情報は変化が速い。Ralph Ramosが「Recent changelog items」として18個をまとめたスライドは、実際には数週間分の更新を凝縮したものだ。毎週のように新しいコマンドや設定が追加されているため、定期的なChangelogチェックが不可欠だ。
Anthropicのエンジニアがロンドンのステージでデモした機能群は、既にリリースされて実際に使えるものが中心だ。今日からRoutinesを設定し、Scheduled Tasksを走らせ始めることができる。
まとめ:「補助ツール」から「常駐エージェント」への転換
Code with Claude London 2026の「What’s new in Claude Code」セッションが示した方向性は明確だ——Claude Codeは開発者が明示的にプロンプトを打った時だけ動くツールではなくなった。
Routinesで繰り返しタスクをスケジュールし、Scheduled Tasksでバックグラウンド実行し、Agent Viewで並列エージェントを監視し、Remote Controlで外出先から介入する。このサイクルが完成すると、Claude Codeは文字通り「眠っている間も働くチームメンバー」になる。
18個のChangelogアイテムの中でも、Server-managed settingsとHTTP hooksはエンタープライズ導入を加速させる機能として特に重要だ。チームの設定を一元管理し、Slackやカスタムダッシュボードへの自動通知を設定すれば、Claude Codeはチーム全体のインフラとして機能する。
「AIをツールとして使う」時代は終わりつつある。Claude Codeは今、あなたのチームにいる「自律して動くエンジニア」になろうとしている。
Routines・Scheduled Tasksの実践的な使い方は今後のアップデートで詳細解説を予定している。CLAUDEエコシステム全体の設計思想については Claude Code開発者Thariq Shaukat-Harrisが語るエージェント設計の全貌 も参照してほしい。
参照ソース
- What’s new in Claude Code — YouTube (Anthropic公式 / Code with Claude London 2026) — 本記事のベースとなったRalph Ramos(Anthropic MTS)の発表動画。約32分間のデモセッション
- Claude Code documentation — Anthropic公式ドキュメント — Routines・Scheduled Tasks・Remote Controlの公式設定リファレンス
- Code with Claude London 2026: Opening Keynote — YouTube — 同イベントのオープニングキーノート。Claude Codeのロードマップ全体像が把握できる