この記事ではAIエージェントに特化して解説します。AIエージェント全般は AIエージェントフレームワーク比較2026年版 をご覧ください。

何が起きたか

Oracleが2026年3月24日、Oracle AI Agent Studioの大型アップデートを発表。「Agentic Applications Builder」の追加と22のFusion Agentic Applicationsをリリースした。財務、HR、サプライチェーン、CXの各領域で専門化されたAIエージェントチームが協調して業務を遂行する。Chris Leone氏は「すべての記録システムが実行システムにならなければならない」と述べた。

アーキテクチャと動作原理

Agentic Applications Builderは自然言語ベースの開発環境で、エージェントの選択、ワークフローの構成、エンタープライズデータへの接続をコーディング不要で行える。Fusion Agentic Applicationsは既存のOracle Fusion Applicationsのセキュリティフレームワーク内で動作し、トランザクションシステム、ワークフロー、承認階層へのネイティブアクセスを持つ。

graph TB A[自然言語による指示] --> B[Agentic Applications Builder] B --> C[専門化されたAIエージェントチーム] C --> D[財務エージェント] C --> E[HRエージェント] C --> F[SCMエージェント] C --> G[CXエージェント] D --> H[ルーチン作業の自律処理] H --> I{"判断が必要?"} I -->|No| J[自動完了] I -->|Yes| K[人間にエスカレーション]

エージェントはエンタープライズデータに基づいて推論し、自律レベルは「レコメンド型」から「完全自動処理型」まで段階的に設定可能。初期テストではサポート業務で40〜50%の時間削減が報告されている。

料金体系とガバナンス

区分 内容 費用
基本エージェント(組み込みモデル) Fusion Applications標準機能 追加費用なし
高度な機能(プレミアムLLM利用) 外部LLM連携による拡張機能 従量課金

ロールベースのアクセス制御が既存の権限管理を継承し、システムプロンプトの変更履歴が監査可能。GoogleのAgent2Agent(A2A)プロトコルにも対応し、他ベンダーのエージェントとのAPI連携も視野に入れている。

試してみるには

Oracle Fusion Applications(Cloud ERP、HCM、SCM、CX)の既存利用者は、管理者設定からAI Agent Studioにアクセス可能。oracle.comで詳細と対象アプリケーションの一覧を確認できる。

参考リンク


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