Claude Codeを拡張するAgents・Commands・Hooks・Claude Skills・Pluginsは、それぞれ別々の場所で公開されている。どれかを探すたびにGitHub検索を繰り返していないだろうか。buildwithclaude(davepoon個人開発・MIT・3,261スター)は、この5種類を1つのWeb UIとマーケットプレイスに集約し、さらに外部の20,000+コミュニティプラグイン・4,500+ MCPサーバー・1,100+マーケットプレイスまで横断検索できる発見プラットフォームだ。本記事ではClaude Code CLIで実際にマーケットプレイス追加・プラグインインストールまで実行し、類似OSS(awesome-claude-skills・OpenSkills)との役割の違いを整理する。

buildwithclaude.comのトップページ。Agents・Commands・Hooks・Skills・Pluginsのカテゴリカードが並ぶ
buildwithclaude.comのトップページ(出典: davepoon/buildwithclaude 公式README)
30秒でわかる buildwithclaude(2026年8月時点)
  • 正体:davepoon氏が個人開発する、Claude Code拡張の横断検索プラットフォーム(Web UI+プラグインマーケットプレイス)。MITライセンス・3,261スター・453フォーク
  • 何ができる:Agents117件・Commands175件・Hooks28件・Claude Skills26件・Plugins51件(README自己申告値)を1画面で検索し、さらに外部の20,000+コミュニティプラグイン・4,500+ MCPサーバーも索引対象にする
  • 何を代替できる:Skills/Agents/Hooksを個別にGitHub検索して回る手間。ただし人力キュレーションの厳選度や、ローカル実行への変換機能までは代替しない
  • 実測:Claude Code CLIでclaude plugin marketplace add davepoon/buildwithclaudeを実行し、約1.9秒でマーケットプレイス追加が完了することを確認(本日実機計測)
  • 注意:20,000+/4,500+/1,100+という外部エコシステムの数値はREADME記載の自己申告値。第三者検証はされていない

拡張エコシステムの全体像を体系的に押さえたい場合は、Claude Code|2026年版・インストールからCLAUDE.md・Hooks・本番運用までの実装手引きも合わせて読むと理解が立体的になる。

buildwithclaudeとは何か|Claude Skillsを含む拡張を横断検索できる発見プラットフォーム

Claude Codeは、CLAUDE.mdやHooksといった標準機能に加えて、サードパーティが公開するAgents(サブエージェント)・Commands(スラッシュコマンド)・Hooks(イベントフック)・Claude Skills(能力拡張フォルダ)・Plugins(上記をまとめた配布単位)で拡張できる。問題は、これらが単一のカタログに集約されていないことだ。GitHubのトピック検索やawesomeリストを個別に巡回する必要があり、「今どんなAgentsが公開されているか」「このHookは他の誰かがすでに作っていないか」を把握しにくい。

buildwithclaudeは、この5種類の拡張を1つのWeb UI(buildwithclaude.com)で横断検索できるようにしたOSSだ。開発元はGitHubハンドルdavepoon個人(組織ではない)で、リポジトリは2025年7月25日に作成された比較的新しいプロジェクトである。2026年8月8日時点のGitHub実測でスター3,261・フォーク453・総コミット数約528(Link headerの概算)・contributor数約106人(同概算)・リリース7件。直近のpushは本記事執筆前日(2026-08-07T09:22:52Z)で、継続的に活発に更新されている。

リポジトリ構成はトップレベルにweb-ui/(buildwithclaude.comのフロントエンド)・plugins/(プラグイン定義群)・scripts/Dockerfileを持つ。プラグイン自体はMarkdownベースで定義されており、後述のとおりplugin.jsonにメタデータ、commands/skills/にコンテンツを置く構成になっている。Claude Code本体がどのような内部構造でエージェントを動かしているかを併せて知りたい場合は、Claude Codeの内部アーキテクチャ完全解剖:331モジュールから読み解く本番エージェント設計の全貌が参考になる。

読者の3つの問いへの答え
何ができる:Agents/Commands/Hooks/Claude Skills/Pluginsという別々の拡張形式を1つのUIとCLIコマンドで横断検索・インストールできる ② 何を解決する:拡張を探すたびに複数のリポジトリ・awesomeリストを巡回する手間 ③ 何を代替できる:単一種別の手動リストアップ作業。ただし人力キュレーションの厳選性や、他LLMへの変換機能までは代替しない

Agents・Commands・Hooks・Claude Skills・Pluginsの5カテゴリを覗く

README記載の自己申告値(2026年8月時点)では、buildwithclaudeが自前で収録するコンテンツは次の内訳になっている。

buildwithclaudeが収録する5カテゴリの件数:Agents117件・Commands175件・Hooks28件・Skills26件・Plugins51件
buildwithclaudeの自前カタログ内訳(出典: davepoon/buildwithclaude README自己申告値、2026年8月時点)

Agents(117件):特定の役割に特化したサブエージェント定義。README記載のカテゴリ画面ではジャンルごとにタグ分けされて並ぶ
Commands(175件):スラッシュコマンドとして呼び出せる定型タスク。5カテゴリの中で最も件数が多い
Hooks(28件):いわゆるClaude Code Hooks——ツール実行前後などのイベントに反応する処理。件数は他カテゴリより少なく、まだニッチな領域であることがうかがえる
Claude Skills(26件):いわゆるClaude Code スキル。Anthropicが定義する「スキル=フォルダ」形式の能力拡張。Skills単体の仕組みそのものはClaude Skillsとは|「スキル=フォルダ」の仕組みと作り方・使い方を徹底解説で解説済みなので、仕組みから知りたい場合はそちらを先に読むとよい
Plugins(51件):上記の複数要素(例えば後述のnextjs-expertのようにCommands+Skillsの組み合わせ)を1つの配布単位にまとめたもの

各カテゴリはbuildwithclaude.com上で個別の一覧画面を持つ。以下はPlugins一覧・Skills一覧・Hooks一覧・MCP Servers一覧の実際の画面だ。

buildwithclaude.comのPlugins一覧画面
Plugins一覧画面(出典: davepoon/buildwithclaude 公式README)
buildwithclaude.comのSkills一覧画面
Claude Skills一覧画面(出典: davepoon/buildwithclaude 公式README)

マーケットプレイス追加からプラグイン検索・インストールまで(実機検証)

buildwithclaudeは、Claude Code CLIの/plugin系コマンドが参照するマーケットプレイスとしても機能する。GitHubのWebサイトを眺めるだけでなく、Claude プラグイン マーケットプレイスとしてCLIに直接登録できる点がbuildwithclaudeの実用面での特徴だ。本記事執筆にあたり、Claude Code CLI(v2.1.224)で実際にマーケットプレイス追加とプラグインインストールを実行し、所要時間と実際に追加されるファイルを確認した。

# マーケットプレイスとして追加
claude plugin marketplace add davepoon/buildwithclaude

実行結果は次の通り。HTTPS経由でリポジトリをクローンし、マーケットプレイスとして検証・登録するところまでを約1.9秒real 0m1.888s)で完了した。

Adding marketplace…SSH not configured, cloning via HTTPS: https://github.com/davepoon/buildwithclaude.git
Refreshing marketplace cache (timeout: 120s)…
Cloning repository (timeout: 120s): https://github.com/davepoon/buildwithclaude.git
Clone complete, validating marketplace…
✔ Successfully added marketplace: buildwithclaude (declared in user settings)

続けて、収録プラグインの1つnextjs-expert(Next.js開発向け。Commands+Skillsで構成)を実際にインストールした。

claude plugin install nextjs-expert@buildwithclaude

インストールは約0.7秒real 0m0.733s)で完了し、~/.claude/plugins/cache/buildwithclaude/nextjs-expert/1.0.0/配下にcommands/add-auth.mdscaffold.mdoptimize.md)とskills/app-routerserver-componentsserver-actionsroute-handlersの各SKILL.md+参考資料)が展開された。あわせて~/.claude/settings.jsonenabledPlugins"nextjs-expert@buildwithclaude": trueが追記され、次回セッションから有効化される。プラグイン側のplugin.jsonにはライセンス欄"license": "MIT"・作者欄"author": {"name": "BuildWithClaude Community"}が記載されており、リポジトリ本体のMITライセンスと一致していた。

体感速度:マーケットプレイス追加・プラグインインストールとも数秒以内に完了し、待たされる印象はなかった
中身の透明性:インストールされるのは全てMarkdownファイル(コマンド定義・SKILL.md・参考資料)で、バイナリや難読化されたコードは含まれていなかった
元に戻せるかclaude plugin uninstall <プラグイン名>@buildwithclaudeclaude plugin marketplace remove buildwithclaudeで追加した状態を戻せることも確認済み

実機検証時の注意点
`/plugin`系コマンドはClaude Code CLIのバージョンに依存する可能性がある。本記事の実測はv2.1.224時点のもので、古いバージョンでは挙動が異なる場合がある。

20,000+コミュニティプラグインと4,500+ MCPサーバーをどう検索するか

buildwithclaude自身が管理する117+175+28+26+51件のコレクションに加えて、buildwithclaude.comはREADME記載では20,000+のコミュニティプラグイン・4,500+のMCPサーバー・1,100+のマーケットプレイスという、外部エコシステム全体の索引としても機能するとされている。MCPサーバー 検索のように「特定の外部サービスに接続するMCPサーバーを探す」という用途にも使える設計だ。単体のMCPサーバーをGitHub検索だけで見つけるのは、キーワードの表記揺れやリポジトリ名の付け方がまちまちなために手間がかかるが、buildwithclaudeはこれをカテゴリ横断で一箇所に集約する狙いがある。

buildwithclaudeが索引化する外部エコシステムの規模:20,000+コミュニティプラグイン・4,500+MCPサーバー・1,100+マーケットプレイス
外部エコシステムの索引規模(出典: davepoon/buildwithclaude README自己申告値。第三者検証はされていない)
buildwithclaude.comのMCP Servers一覧画面
MCPサーバー一覧画面(出典: davepoon/buildwithclaude 公式README)
buildwithclaude.comのMarketplace一覧画面
Marketplace一覧画面(出典: davepoon/buildwithclaude 公式README)

この2つの集計軸を混同しないことが重要だ。「Agents117 / Commands175 / Hooks28 / Skills26 / Plugins51」はbuildwithclaudeリポジトリ自身が管理・審査するキュレーション済みコレクションの件数であり、「20,000+ / 4,500+ / 1,100+」はGitHub上に存在する外部エコシステム全体をクロール・索引化した推定規模という、性質の異なる数字だ。前者は個々の中身をbuildwithclaude側が把握している一方、後者は検索窓口としての索引であり、個別プラグインの品質までは保証しない。いずれもREADME記載の自己申告値で、本記事では第三者による裏取りができていない前提で扱っている。

flowchart TD A["Claude Code CLI"] -->|"marketplace add"| B["buildwithclaude
マーケットプレイス"] B --> C["自前コレクション
Agents117/Commands175/Hooks28
Skills26/Plugins51"] B --> D["外部エコシステム索引
20,000+プラグイン/4,500+MCP
1,100+マーケットプレイス"] C -->|"plugin install"| E["~/.claude/plugins/cache/"] D -->|"検索のみ・個別install先は各配布元"| F["外部リポジトリ"]

awesome-claude-skills・OpenSkillsとの違い——同じ「Claude拡張」でも役割が違う

当サイトには既にClaude Skills関連の記事が複数あるが、buildwithclaudeはそのどれとも役割が重ならない。特に混同しやすい2つのOSSと比較する。

項目 buildwithclaude awesome-claude-skills(ComposioHQ) OpenSkills(instavm)
対象範囲 Agents/Commands/Hooks/Claude Skills/Pluginsを横断+外部20,000+プラグイン索引 Claude Skillsのみ Claude Skillsのみ(実行レイヤー)
役割 発見プラットフォーム(Web UI+マーケットプレイス) 人力キュレーションの静的リスト クラウド実行をローカル・他LLMへ変換するMCPサーバー
ライセンス MIT GitHub API上ライセンス表記なし(2026-08-08実測) Apache-2.0
スター数(2026-08-08実測) 3,261 72,031 445
更新の主体 davepoon個人+コミュニティ由来のコンテンツ追加 ComposioHQ instavm

awesome-claude-skills(ComposioHQ)との違い:あちらはClaude Skillsだけを人力で厳選する静的リストで、単一種別・単一フォーマットに特化している。buildwithclaudeはSkills以外の4種別も横断し、しかもマーケットプレイスとしてclaude plugin installから直接使える点が異なる
OpenSkills徹底解説:Claude Skillsをローカル・任意のLLMで動かすMCPサーバーとの違い:あちらはClaude Skillsを「どこで動かすか」(クラウドではなくローカル、Claudeだけでなく任意のLLM)を変える実行レイヤーで、カタログ機能が主目的ではない。buildwithclaudeは「何を見つけるか」を解決するカタログ・検索の層であり、実行環境そのものは変えない
共存関係:3つは排他的ではない。buildwithclaudeで見つけたClaude SkillsをOpenSkills経由でローカル実行する、といった組み合わせも成立しうる(この組み合わせ自体は本記事では検証していない)

buildwithclaudeの立ち位置は「Skills一覧サイト」ではなく、Claude Code拡張エコシステム全体の検索窓口

導入前に知っておきたい注意点

個人開発プロジェクトである:GitHub組織ではなくdavepoon個人が主導する。contributor数は概算106人おり、プラグイン提供という性質上コミュニティ由来のコンテンツ追加が多いと見られるが、コア開発者とコンテンツ投稿者の内訳は未確認
企業サポートなし:商用版・マネージドクラウドは確認できない。個人プロジェクトとして運用されている
比較的新しいプロジェクト:リポジトリ作成日は2025年7月25日で、1年強の実績。「老舗」「定番」と呼べる段階ではなく、急成長中の新しいハブという位置づけで捉えるのが実態に近い
README自己申告値の扱い:「20,000+コミュニティプラグイン」「4,500+ MCPサーバー」「1,100+マーケットプレイス」はいずれも運営元の自己申告値であり、本記事も含め第三者検証はされていない。断定的な事実としてではなく、出典(README)付きの参考値として扱うべきだ
バージョン依存/plugin系コマンドの挙動はClaude Code CLIのバージョンに依存しうる。本記事の実測はv2.1.224時点のもの

まとめ:どんな人がbuildwithclaudeを使うべきか

Claude Codeを拡張するAgents・Commands・Hooks・Claude Skills・Pluginsを、GitHub検索やawesomeリストの巡回で個別に探している人には、buildwithclaudeが検索の起点として機能する。特に「今どんなプラグインが公開されているか広く見渡したい」「特定の作業(Next.js開発など)に特化したプラグインをまとめて導入したい」というニーズに向いている。一方、Claude Skillsだけを厳選して使いたい場合はawesome-claude-skillsの人力キュレーション、クラウド実行を避けてローカル・他LLMで動かしたい場合はOpenSkillsという使い分けになる。個人開発プロジェクトである点と、外部エコシステムの数値がREADME自己申告値である点を踏まえた上で、検索窓口として試す価値はある。

参照ソース

davepoon/buildwithclaude(公式リポジトリ・README) — Agents/Commands/Hooks/Skills/Pluginsの内訳数値、インストール手順
Build with Claude 公式サイト — Web UIでのブラウズ・検索機能
buildwithclaude LICENSE — MITライセンス原文確認